ストーリー

INTRODUCTION

審判の時は近い

- It is near at the time of judgment -

アンカリアは戦乱の最中にある。世界の行く末を決める戦争の最中に。この災禍を退けてアンカリアに秩序を取り戻すことができるのは英雄だけだろう。また逆に、この地を完全なる破滅へと導くことができるのもまた英雄のみだろう。

太古の昔から『T-エネルギー』を管理してきた光の一族『セラフィム』たちは、あるときその神秘の力を『ハイエルフ』たちにも伝承した。T-エネルギーを得たエルフたちの文明は大きく発展し、やがて彼らの文化はアンカリア全土へと広まっていった。T-エネルギーはどのように利用されるべきか？

――それはしばしば議論の的となった。エネルギーの乱用には多くの種族が反対した。ハイエルフの中にさえ、反対派は存在した。そして意見の衝突はやがて紛争と発展した。ドラゴン、テンプルガーディアン、人間、オークたちは協力して、ハイエルフに敵対した。ハイエルフたちは、その強大な力でもって敵対者たちを打ち負かした。

この紛争の結果、アンカリアはほぼ全土が荒廃してしまった。ハイエルフから分離し、独自の文化を形成した『ドライアド』たちは、西の島々へと引きこもり、残ったハイエルフたちはよりよい土地を探し求め、やがて肥沃なティア・リシアの地にT-エネルギーを基にした新しい文明を作った。そして南北を隔てる巨大な壁を築き上げ、人間たちの領域であるアルタマークとの境界線とした。

――しかし、アンカリアの苦難は終わったわけではなかった。T-エネルギーが制御不能に陥ったのである。新たな災いが新たな戦乱の引き金を引き、アンカリアをさらに酷い戦争へと導いていく。今度はT-エネルギーそれ自体が最悪の敵となった。制御を失ったT-エネルギーは国中に広がり、平原を、森を、村々を汚染した。T-エネルギーがもともと持つ

はたしてこれは、秩序を取り戻すための戦争であろうか？あるいはこれは、世界をさらなる混沌と終焉へと導く戦争であろうか？

さあ、そなたが道を選ぶのだ

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